タイミングベルトの交換 その2
痛い出費になる様です。
今回のタイミングベルト切れにより診察した結果バルブとピストンがぶつかり、吸気バルブ6本と排気バルブ2本が曲がってしまい、エンジンヘッドオーバーホールの手術となる事になりました。

赤マルの部分がぶつかった痕です。
一様、他のバルブ群も基準値内か測定して確認しなければ・・・・・


それほど高性能、高圧縮エンジンでなければタイミングベルト切れでもバルブとピストンはぶつからず、ベルト交換で済むんだけど、ベルトが切れる時、かなり高回転時だったりするとバルブが曲がる事がありますが、高圧縮エンジンの場合はほとんどバルブとピストンがぶつかりバルブが曲がります。
そしてかなりの高性能エンジン(チューンナップ車)など1部のエンジンはバルブが曲がり付き上がりカムシャフトのホルダーがぶち壊れる事もあります。(逆にターボ車は、平気)
今回このエンジンの損害度合いで言ったら上中下の「中の上クラス」かな!?
それはバルブが曲がりバルブガイドが見事割れてましたから。

赤矢印の部分
このエンジンのバルブガイドは単品パーツとしてメーカーから販売されていないのでディーラーではエンジンヘッド丸ごと交換らしいです。部品で¥20万強・・・・・
だので無垢のりん青銅を削り出してバルブガイド製作し、入れ替えです。その後バルブシートカットして、摺り合わせして・・・・・
以上、¥5万弱・・・・・
バルブ君達も喜んでお辞儀してます。


光明丹ってこの字でいいのかな??
赤いのがそれです。

では最後に
ヨーロッパの車の割りには部品の欠品がいくつかあったけど、(某有名ディーラーがこの年式の部品取引を止めた事など)本国から調達したりで1ヶ月近くかかってしまった。

ま〜〜〜部品が無ければ新しく製作しますがね🛠
フォルクスワーゲンタイプ1のフロントハブベアリングはカローラのベアリングがピッタシで丈夫だし、ポルシェのフューエルポンプはボッシュでなく日産のが付いて丈夫なら・・・・・
「貴方はどうしますか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
(アントニオ猪木調に)😆